2019年F1マシン紹介
本日26日からF1シーズン前テストの2回目がスペインのカタロニアサーキットで行われます!
ここで、今年度のレースで使われる各チームのF1マシンをコメント付きで紹介していきます。技術的なことよりも、ぱっと見の外見についてのコメントばかりになると思いますが、最後まで見ていただけると幸いです。
それでは、見ていきましょう!
- ウィリアムズ FW42
- アルファロメオ C38
- トロロッソ STR14
- レーシングポイント RP19
- マクラーレン MCL34
- ハース VF-19
- ルノー R.S.19
- レッドブル RB15
- フェラーリ SF90
- メルセデス W10 EQ Power+
ウィリアムズ FW42
昨年までのマルティニカラーを一新。白と水色のグラデーションカラーとなった(なってしまった?)ウィリアムズ。
なんとなく去年までのカラーリングの方がカッコいい気もしますが、グラデーションカラーも(見慣れたからか)普通に似合っている気もします。
新たなタイトルスポンサーにROKiT、そしてドライバーは復帰するクビサとF2チャンピオンのラッセルを迎え、最下位脱出を目指すウィリアムズ。FW42の走りに注目が集まる中、なんと1回目のシーズン前テストに3日目まで現れないという“コース外”で目立つ結果となってしまった。
今年こそは大丈夫なのだろうか...
アルファロメオ C38
「ザウバー」から、「アルファロメオ・レーシング」と名前を変えましたが、シャシー名はザウバー時代からの“Cxx”という命名法則を継続しています。
カラーリングは去年からあまり変わっていませんが、「アルファロメオのAチーム」として中団を盛り上げそうな存在です。
トロロッソ STR14
ホンダとのジョイントが2年目となるトロロッソ。レーシングスーツにデザイン変更がみられる中、例年通りのカラーリングできました。
リアエンドは去年のレッドブルRB14の流れを汲んでいることもあり、リアサスペンションが複雑だったり、サイドポッドの終端の絞り込みが更にすごくなっています。
1回目のシーズン前テスト・3日目には、今年F1に復帰したクビアトがトップタイムをたたき出すほど、現状ではなかなかの仕上がりになっています。
レーシングポイント RP19
2008年から「フォースインディア」として参戦してきましたが、今シーズンは「レーシングポイント」と名前を変えて参戦します。長年資金難に苦しみながらも、まとまったマシンを作るこのチームにストロール家の潤沢な資金が加わったことで更なる飛躍が期待できるチームです。
マシンには、とにかくスポンサーが目に付きますね。チームオーナーが変わった影響で、スポンサーは減ると思っていましたが、「スポーツペサ」や「JTB」などの新スポンサーを加えることができました。にしても、ピンクと紺って合うんですね~。
1回目のシーズン前テストでは思うように走れませんでしたが、今日からの2回目でどこまでシェイクダウンできるかが注目です。
マクラーレン MCL34
このマシンを見た時の第一印象は、「う~ん」というものでした。パパイヤオレンジと青がうまく合ってないように見えたんですよね。しかし、見慣れた今は大丈夫。十分カッコいいマシンです。
マクラーレンのオフシーズン一番のニュースはBATとのスポンサー契約ではないでしょうか。タバコの銘柄を宣伝するわけにはいかないので、コンセプト「A BETTER TOMORROW」(頭文字を並べ替えるとBATになるが...)を掲示しています。
1回目のシーズン前テストでは、順調に周回を重ねました。途中加入するTDジェームズ・キーの働きぶりに注目です。
ハース VF-19
黒と金のカラーリングになったハース。リッチエナジーとタイトルスポンサー契約を結んだことでこのようなカッコいいカラーリングになりました。欲を言えば、もう少し金の面積が多い方がよかったなぁと思っています(笑)。
黒と金といえば、JPSロータスを思い出す人。そして私のように2012~2015年の“ロータス”を思い出す人など色々いると思いますが、印象に残る走りを期待したいですね。もちろん良い意味の。
ルノー R.S.19
去年のルノーのマシンは、「前から見ると黄色で横から見ると黒」というカラーリングでしたが、今年のマシンはより黒の面積が増えてしまいました。
1回目のシーズン前テストでは、リアウイングが吹き飛んだり、アタック中にPUトラブルを引き起こすなどいいこと無しでした。ただ、テスト全体を見ていると、マシンのバランスは悪くないという印象を受けました。
ワークス活動4年目のルノー。今年は3強の牙城を崩せるのかが注目です。
レッドブル RB15
今シーズンからホンダとタッグを組むレッドブル。コンパクトと言われるホンダPUのメリットを最大限生かしたマシンづくりが垣間見えます。サイドポッドの“Bull”と書かれたところがほぼ一直線になっているのがわかります。某オレンジのチームでは日を浴びることのなかった「サイズゼロ」コンセプトの完成形と言えるのではないでしょうか?
テストはトロロッソと同様好調で、淡々と周回を重ねてマシンに対する理解を深めているのだと思われます。
フェラーリ SF90
新車発表会の時から「マット塗装」であることが話題のSF90。写真では真っ赤に見えますが、肉眼で見ると朱色に見えてしまうそうです。
マシンは今までの流れを汲んだマシンとなっていますが、いわゆる「ハの字ウイング」と呼ばれるフロントウイングがうまく作用しているらしく、1回目のシーズン前テストでは好タイムを連発していました。
フェラーリは、「マシン名を変えたとき」と「カラーリングを変にしたとき」は低迷するという伝統があるそうですが、ぜひ打破してほしいところですね。
メルセデス W10 EQ Power+
メルセデス伝統の「非チ〇コノーズ」は今年も健在でした。カラーリングもほぼ例年通りと堅実なマシンづくりは相変わらずのようです。
しかし、1回目のシーズン前テストではあまりパッとせず淡々と走っている印象を受けました。とはいえメルセデスのことなのでいつも通り最後にはマシンを仕上げると思います。
以上が今シーズンを戦うマシンたちです。こうしてみるとどのチームも凝っていてとにかく早く実戦を見たくなりました。
さて、明日以降は各チームの「スポンサー」についてまとめていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!